SARO サロ / Mandravasarotra

基本情報

学名:Cinnamosma fragans

科名:カネラ科

生産国:マダガスカル 北西部

抽出部位:葉

抽出方法:水蒸気蒸留法

収穫時期:


STORY

マダガスカルの原産の植物の1つです。

マダガスカル語で「mandravasarotra」は「mandrava=悪いもの 困難」と「sarotra=やっつける 乗り越える」という意味です。単語が長いので、その一部をとって「Saro」と呼ばれています。

 

木の葉から採れるオイルには、様々な効果を期待できます。それは、マダガスカルの人々の、サロの葉の日常的な使い方からもわかります。

 

 例えば、風邪をひいて喉がイガイガし出したり、鼻がつまるような時には、サロなどの葉っぱを鍋でボイルします。その蒸気を吸入して呼吸器系の不調を整えます。 また、お茶に1枚浮かべて、その香りを楽しみながらティータイム。

 

マダガスカルではポピュラーな芳香植物ですが、サロの精油はとても希少な精油のため、マダガスカルでも高値で取引されています。

 


甘酸っぱい果実を思わせる香り

主な芳香成分

  • 1,8シネオール
  • リモネン
  • α-ピネン

 書籍によっては、1,8シネオールの割合がはるかに多いものがありますが、vintage2022のSaroは、リモネンの割合が多いことが、マダガスカルと日本国内での分析で同じ結果が出ました。

リモネンは、揮発しやすい成分であること、リモネンと1,8シネオールのスペクトルが近い位置に出ることなどから分析結果に差が出た可能性があると考えています。引き続き、年度の違いや地域差などにも影響はあるのか?など分析を続けて考察していきます。

成分分析表


ブレンド例

Rp.      Saro

            Iary      爽やかな浄化ブレンド    

 

 

Rp.      Saro

            Ginger     元気いっぱい!エネルギーブレンド

 

Rp.      Saro

            Ravintsara             スッキリ!リフレッシュ!!ブレンド 

 


使用上の注意点

  • 精油は飲用しないでください。
  • 引火性があります。火気を避けて保管してください。
  • 直射日光、高温多湿の場所を避けて保管してください。
  • 誤飲、誤用防止の為、お子様やペットの手の届かない場所で保管してください。
  • 精油原液を直接お肌に塗布しないで下さい。また、皮膚に塗布して使用する際は、キャリアオイル などに適切な濃度に希釈してご使用ください。
  • 精油は医薬品ではありません。世界の一部地域では治療に用いることがありますが、日本国内では医薬品として治療目的で精油を使用することは認められていません。
  • アロマトリートメントは医療行為ではありません。その効果と効果の実感には個人差があります。
  • 開封後は半年を目安にお使い下さい。酸化反応により香りに変化が現れることがあります。